azihsoyn's blog

技術のこととか釣りの事とか(書けたらいいなぁ)

Google I/O 2018のためにアメリカに来てiPhoneをなくしてその日のうちに回収した話

なんの知見も得られないただの失敗談です。

TL; DR

  • Uberはめっちゃ便利
  • Zip Simもめっちゃ便利
  • iPhoneを探すはまじで優秀

全容

さて、今私はGoogle I/Oのためにアメリカに来ているわけですが、イベント前日からやらかしました。

Uberの車にiphoneを忘れる

という大失態。 空港でたまたま一緒になったゆきさんと一緒にインテル博物館観光したあと、Google I/O Zero Day partyにUberで移動した後のことでした。アメリカに着いてから移動手段は全てUberで油断していたのかもしれません。時差でウトウトしていたからかもしれません。原因がなんであれ、パーティ会場のDevil’s Canyon Brewing Companyに到着してすぐのことでした。

あれ、iphoneなくね?

自分はPixel2とiPhoneXを2台持ちにしてズボンの同じポケットに入れるのですが、写真を撮ろうと手を突っ込んでもPixel2の感触しかない。。。

sim入れ替えのためにリュックに入れてたかな?とかいろんな可能性を考えましたが、旅行用に買ったユニクロのズボンがめっちゃスマホ滑り落ちるなと思っていたので多分今乗ってきた車に忘れたんだろうなと、割と冷静に結論付けました。

でも大丈夫!Uberはドライバーとメッセージのやり取りができるからね

ただし、乗るまでは なんですよね。少なくとも目的地に着いて決済が完了してしまうとドライバーと連絡を取る方法はなさそうでした。(もしかしたら電話番号を登録しているドライバーなら履歴から辿って連絡できるかもしれません。)

この時点でめっちゃ焦る。。。アプリの履歴から色々操作してみますが直接連絡を取る方法はありませんでした。一応自分の番号を送って折り返しかけてくれるサポート機能もあるのですが、かかってきたのは自動音声っぽいよくわからない電話だけでした。

なくしたのに気づいてからすぐ車を追いかけてたら気づいて止まってくれてたかもしれないとかどうしようもないことを考えてました。

この時点で半分以上諦めかけていて、パーティ楽しんでお酒飲んで忘れようとか考えてましたがちょっと無理でした。

また、クレジットカードの保険とかで新しいの買えれば別にいいんじゃないかと前向きなことも考えてみましたが、紛失は基本対象外っぽいことを知り更に絶望を深めてました。

しばらく諦めてIntelの展示品の紹介を聞いてたりしたのですが、ゆきさんの「iPhoneを探すを使ってみてはどうか」という発言を思い出し、パーティ会場でmacbookを広げてwebのiCloud Sign in to iCloud - Appleから探してみたら、

あるじゃん!!!

見つかった場所はインテル博物館からパーティ会場の中間ぐらいの距離の場所でした。しかも移動してないっぽい。車から落とすわけはないのでそこにUberで乗った車が止まってるっぽいことがわかりました。

もしかしたらUberの客待ちでしばらくしたら移動してしまうかもしれないとも思いましたが、パーティ会場から20分ほどの距離のところだったので最後の希望に縋ってUberで直行しました。

向かう途中、車があっても駐車場から持ち主の家の場所わからなくね?とか思いましたが、アメリカは戸建てが多いので家の近くに止めてある可能性の方が高いんじゃね?とか考えてたりしました。


無事目的地に着いたら、まさにパーティ会場まで移動したときに乗った車が見つかり、

これでもう終わった、、、

と思ったのですが、結局持ち主探し問題にぶち当たりました。

集合住宅の用になっていて、道の至る所に車が止めてあります。一応一番近くの家のチャイムを押してみたのですが反応がない、、、。

iPhone探しから車の持ち主の家探しに変わった瞬間でした。

その後も何件かチャイム鳴らしたり、すれ違う人に持ち主わかりますか?って聞いたりしてはいたのですが全く見つからず。。。時間も18時過ぎていたので大分日が落ちてきて更に寒くなってきてで途方にくれていました。


トイレもずっと我慢してたので近所のセブンイレブンでトイレを借りて、手紙挟んでおいて連絡してくれるのに賭けようかなぁとか考えながら、いざドライバー探しを再開しようとしたところ、最初の方に話しかけた妙齢の女性(スーザン)に話しかけられました。


「車の持ち主見つかったの?」

「まだです...」

911に電話する?」

「(911ってアメリカの警察だっけ???)うぅ...」

「私がかけてあげるから電話かして」

スッ(スマホをわたす) スーザン電話をかける

「日本からの旅行者が車にiphoneを忘れてしまったみたいで」

…色々喋ってるけど全然聞き取れない…

「1時間後ぐらいに来るから座って待ってなさいよ」


とスーザンの家の前で座って色んな話をしながら待ってたところ、テレビで見たことあるパトカーっぽい車が到着しました。

(本当に色んな話をしました。というかスーザンの息子がドラ息子というかドラッグをやってる息子らしく、スーザンの怒りや愚痴を聴きながらたまにリアクションするだけでしたが。。本当に肌寒いのに上着を羽織ってまで一緒に待ってくれたのはありがたかったです。あとスーザンはUberの価格は高いとか、もう使わないほうが良いわよとも言ってました。でも便利なんですよね。本当に。)


Uber使ったときにiPhoneを中に忘れてしまって…」

「大体わかった」


といって集合住宅の奥の方に進んでいきました。(ちなみに車が駐めてあった場所からは大分離れてました。自力で探すのは完全に無理です。)

10分ほどしてから警察の方と一緒に夕方乗せてもらったUberのドライバーの人が出てきて、今度こそほんとに終わったと思いました。

車の鍵を開けて、すぐにiPhoneを見つけてくれてお礼と謝罪を何度もして受け取りました。

ちなみに最後は、


「君はどこに滞在してるの?そこにどうやって戻るの?」

「全然考えてませんでした。…Uberですかね?」

「Perfect」(本当に言ってた)


みたいなアメリカのホームドラマみたいなやり取りをして終了しました。 上のやり取りの後はスーザンに深い感謝と謝罪を伝えて挨拶をして別れました。

今はUberでホテルに帰ってきて、日本から持ってきた揚げ餅を食べながらこのブログを書いてます。登場人物が全員いい人だったので奇跡的に戻ってきましたが、本当に気をつけないとですね。。。

大変だったというか自分が馬鹿なだけでしたが、1日目(Google I/O 0日目)で解決できて良かったです。明日からは気をつけてイベント楽しみます。。